AREA SPECIAL FEATURE

エリア特集

浜松町・田町・三田・港南エリアの賃貸オフィス・賃貸事務所特集

港南

目次

  1. 1. 浜松町・田町・三田・港南エリアの特徴
    1.  1-1. 浜松町・田町・三田・港南の路線
    2.  1-2. エリア内に本社を置く有名企業
    3.  1-3. 浜松町・田町・三田・港南を管轄するビジネス関連の官公庁
  2. 2. 浜松町・田町・三田・港南エリアの賃料相場情報
    1.  2-1. 利便性の高さと比較するとコストパフォーマンスに優れている
    2.  2-2. 坪単価が高く今後も需要が高まるかもしてない港南エリア
    3.  2-3. 六本木、恵比寿まで範囲を広げると相場も上昇
  3. 3. 浜松町・田町・三田・港南エリアの賃貸オフィス・事務所で知っておくべきキーワード
    1.  3-1. 環境・アクセス共に抜群な浜松町エリア
    2.  3-2. 古くからのサラリーマン街田町・三田エリア
    3.  3-3. 港南エリアの再開発

1. 浜松町・田町・三田・港南エリアの特徴

港南2

   浜松町・田町・三田・港南エリアは新橋と同様に古くからオフィス街としての需要があったエリアです。東京駅にも品川駅にもアクセスしやすく、空港までも電車一本で行ける都内屈指の好立地で出張が多い企業が拠点を構えるのにも便利です。また、白金高輪や麻布に隣接することもあり高級感を持った地域でもあります。
浜松町や田町を中心に昔から企業に人気があり持続的な発展を遂げているエリアではありますが、近年は特に港南での再開発が進んでいます。港南エリアでは1998年から品川貨物ターミナルの跡地の再開発がスタートしオフィス、商業施設の港南地区への移転が進みました。さらに2020年には山手線の新駅「高輪ゲートウェイ」が開業、その他2024年までに国際会議場を含むオフィスビルや宿泊施設、マンションなど7棟が建設予定です。
港南エリアを中心に新しい東京の玄関口として日本を代表する大企業が注目をしている地域でありながら、歴史を持った中小企業にも人気のエリアでさまざまなビジネスがこのエリアで展開されています。

浜松町・田町・三田・港南エリアの路線

<都内主要駅へのアクセス:新橋駅基準>

 自動車  鉄道・バス  自転車
 新宿駅 19分(12.2km) 24分(山手線) 38分(9.3km)
 品川駅 10分(2.6km) 4分(山手線) 8分(2.2km)
 丸の内(東京・大手町)駅 12分(4.1km) 9分(山手線) 17分(4.5km)
 羽田空港 19分(13.0km) 25分(山手線→東京モノレール) 52分(13.4km)

<周辺の駅・路線>

  • JR東日本:浜松町駅、田町駅、高輪ゲートウェイ駅、品川駅
  • 都営地下鉄三田線:芝公園駅、三田駅、白金高輪駅
  • 都営地下鉄浅草線:三田駅、泉岳寺駅
  • 都営地下鉄大江戸線:大門駅
  • 東京モノレール:モノレール浜松町駅

エリア内に本社を置く有名企業

   NEC、ソニー、ダイキン工業、バンダイ・ナムコ、ファミリーマート、ユニ・チャーム、東洋水産、日本マイクロソフト、大東建託、三菱自動車工業 など

浜松町・田町・三田・港南を管轄するビジネス関連の官公庁

税務署:芝税務署 (〒108-8401 東京都港区芝5丁目8番1号)
都税事務所:港都税事務所 (〒106-8560 港区麻布台3丁目5番6号)
年金事務所:港年金事務所 (〒105-8513 東京都港区浜松町1丁目10番14号 住友東新橋ビル3号館1~3階)
法務局:東京法務局 港出張所 (〒106-8654千港区東麻布2丁目11番11号)
役所:港区役所 (〒105-8511 東京都港区芝公園1丁目5番25号)

2. 浜松町・田町・三田・港南エリアの賃料相場情報

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   浜松町・田町・三田・港南エリアの賃料相場は上記のとおりです。もちろん住所、築年数、付帯設備によっても実際の家賃は異なります。交通の便が良く、規模もグレードも多様な選択肢がありながら、昔ながらのオフィス街ということで全体的に家賃はリーズナブルな傾向にあります。しかし、交通の便に対するコストパフォーマンスの高さから近年オフィス街としての価値が見直されつつあるエリアであり、徐々にニーズが高まってくることも充分考えられます。
全体的にリーズナブルなエリアではありますが、港南エリア周辺だけは近年再開発が進んでいる地域であり新設のビルも多いため、小規模オフィスであっても賃料相場は高い傾向にあります。

利便性の高さと比較するとコストパフォーマンスに優れている

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   東京駅、品川駅の両方に近く、浜松町から東京モノレールを使用すれば羽田空港にも電車一本で到着するので立地はとても良いエリアです。このような利便性の高さにも関わらず賃料相場は200坪以上でも坪単価20,000円台半ばで推移しており、全体的に人気のオフィス街と比較するとリーズナブルな値段設定になっています。
ただし、田町・三田エリアは比較的リーズナブルですが、浜松町エリアに近付くにつれて家賃相場は上昇する傾向にあります。浜松町駅にはリーズナブルなオフィスビルもありますが、世界貿易センタービルに代表されるようにハイグレードビルもあるのでオフィスの平均坪単価も高い傾向にあります。

坪単価が高く今後も需要が高まるかもしてない港南エリア

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   高輪ゲートウェイ駅の開業など再開発が進んでいるエリアは、品川駅にも近く新幹線での出張にも便利で、近年整備されたエリアなので街並みもきれいですが、家賃相場は高い傾向があるので注意してください。
200坪以上で探すのならば、坪単価40,000円近い物件もあり、丸の内や渋谷のような人気オフィス街と遜色ない賃料相場となります。
もちろん、交通の便が良く、グレードの高いビルが多く並んでいる地域なので値段に見合ったオフィス環境は手に入ります。

六本木、恵比寿まで範囲を広げると相場も上昇

   田町・三田エリアは麻布十番や白金高輪など高級感のある人気の街に隣接しています。麻布十番や白金高輪まで候補を広げてオフィスを探しても家賃相場はリーズナブルな傾向がありので、時間を掛けて探せる場合はこれらのエリアも込みにして広い範囲で探してみるのも良いと考えられます。ただし、オフィス物件自体が相対的に少な目なので何が何でも麻布十番、白金高輪エリアでとは考えない方が良いでしょう。
さらに範囲を拡張して、六本木、恵比寿までエリアを広げると家賃相場や街並みも変化するので別エリアだと考えてください。

3. 浜松町・田町・三田・港南エリアの賃貸オフィス・事務所で知っておくべきキーワード

三田

   浜松町・田町・三田・港南エリアは長らくオフィス街として人気はあるものの需要は安定していた街でした。しかし、現在は更なるオフィス街としての発展が期待される街として再注目されています。港南エリアは高輪ゲートウェイを中心に日本でも屈指の大規模開発が計画されていますが、浜松町エリアでも長年ランドマークとして地域に親しまれてきた世界貿易ビルの解体、周辺の再開発など実は大規模な開発が予定されています。
長年オフィス街として親しまれてきた浜松町・田町・三田・港南エリアは2020年以降、さらなる飛躍を遂げようとしています。

環境・アクセス共に抜群な浜松町エリア

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   浜松町エリアは浜松町駅に隣接する形で旧芝離宮恩賜公園、西部には芝公園ということで都内でも特に緑の多いオフィス街です。また、JRや地下鉄に加えて、東京モノレール一本で羽田空港にも行けるので地方、海外出張が多い企業にとっても便利なエリアとなります。ちなみに出張で使うことは少ないですが竹芝桟橋からは伊豆・小笠原諸島などへのフェリーも出航します。環境・アクセス共に都内でも屈指のエリアだと言えます。
また,浜松町エリアのランドマークとして駅のすぐそばに隣接するのが世界貿易センタービルです。1970年竣工でありながら地上40階、地下3階と高層ビルの先駆けになった建物で、オフィス、展示場、飲食店とさまざまな機能を備えた複合施設になっています。
ただし、このエリアを中心に浜松町駅西部は再開発が計画されており、長年ランドマークであった世界貿易センタービルも2021年から解体工事が予定されています。世界貿易センタービルの跡地には200メートルクラスの高層ビルを建設することが予定されており、それに伴い浜松駅も改修工事が行われ、周辺エリアも大規模な再開発が計画されています。都内でも今後の再開発、オフィス街としてのさらなる発展が楽しみなエリアの1つです。

古くからのサラリーマン街田町・三田エリア

三田2

   田町・三田エリアは昔からサラリーマンの街として栄えており、多様なオフィス規模×グレードのビルがあり、周辺には飲食店も充実しています。
また、オフィス街としてだけではなく慶應義塾大学を含めた大学などの教育機関、イタリア・ハンガリーなどの大使館もあり全体的に芝公園にも近いので様々な人が行き交うエリアにもなっています。
田町・三田エリアはメーカーの事務所が比較的多いエリアで、ランドマークになっているのがNECの「NECスーパータワー」です。地上43階、地下4階からなる高さ180メートルの高層ビルで中程に吹き抜けがある独特の設計はエリアの中でも人目を惹く存在となっています。
港南エリアと比較すると再開発のイメージが少ないエリアではありますが駅の東西で再開発が進んでおり、東側には三菱地所、三井不動産、東京ガスの三社が共同開発した「田町msb(ムスブ)」という複合施設が2020年にオープンしており、IndeedやマネーフォワードなどのIT企業がオフィスを構えています。西側についても2024年竣工を目指して200メートルクラスの高層ビルの建設が進んでいます。

港南エリアの再開発

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   このエリアで特に再開発が進んでいるといわれているのが港南エリアです。元々品川駅周辺は交通の便が良いこともあり、マイクロソフトなどの大手企業が拠点を構えるグレードの高いオフィス街ではありましたが、オフィス街としてのブランド力、需要は横ばい傾向にありました。
このような情勢の中でオフィス街としての品川エリアに再び注目を集めたのが、港南エリアの再開発です。
2018年にJRは品川―田町間に新たな山手線の新駅を建設することと、それに合わせて130,000平方メートルもの駅までの大規模な再開発を行うことが発表されました。計画の中には大規模なオフィス開発はもちろん、カンファレンス、コンベンション、商業、住宅など複合的な開発が予定されており、日本でも有数の大規模再開発案件となっています。
2020年には高輪ゲートウェイ駅が開業して周辺はまだ再開発が進んでいませんが、このエリアを中心に今後の港南エリアの発展には多くの企業が期待を寄せています。

このエリアの代表的な物件