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マンション前で採用希望者が音信不通に。“失敗”から学んだオフィスの価値(株式会社グルーヴホールディングス)

 

企業のオフィスへのこだわりを取材する「オフィス探訪」。
今回は、不動産関連事業で急成長を遂げている株式会社グルーヴホールディングスをご紹介いたします。

 


Q.御社の業務内容を教えてください

 

弊社は2001年創業の不動産会社です。


不動産仲介事業からスタートし、現在では事業は不動産関連以外にも多岐に及び、複数の会社を経営しております。
現在のオフィスには、不動産仲介・売買・開発を主に扱う会社(株式会社グルーヴ)、不動産管理・ビルメンテナンス等を行う会社(株式会社グルーヴファシリティーズ)、化粧品の製造・販売を行う会社(株式会社Mezzo)、そしてこれら3つの会社の経営管理をする会社(株式会社グルーヴホールディングス)の4つの会社が集中しています。

 

 

Q.現在のオフィスを選んだ理由を教えてください

 

 

現在のオフィスに移ったのは今から6年前で、移転の最大の理由は採用面でした。
移転前は分譲マンションの一室を借りてオフィスとしていました。
当時は従業員も10名以下で、現在の半数以下という状態です。事業が軌道に乗り、より拡大していこうと採用に力を入れた際に、この場所では難しいということを感じました。


当時の印象的な“失敗談”がひとつあります。


面接希望者の方からオフィスの場所がわからないと電話が来ました。
場所を教えて、その方はオフィスを構えていたマンションの前まで辿りついたのですが、そのまま中に入ることはなく帰ってしまったんです。音信不通ですね。
おそらくその方は、当時のオフィスに対してその場所で働くことへの不安を感じたのだと思います。
その時にマンションの一室をオフィスにするのではなく、ちゃんとしたオフィスビルの中に移転しようと強く思いました。
移転後は面接の希望者が増えて、広さも以前のオフィスのおおよそ5倍となりました。
物件の場所自体は以前のオフィスから歩いて5分ほどとさほど変わらないのですが、面構えを整えただけで劇的な変化がありました。


移転前よりもより採用面で選択の幅が広がり、大成功の移転となっています。
これは、あのときの失敗があったからです。

 

 

 

Q.オフィスのこだわりのポイントはありますか?

 

 

 

 

現在のオフィスに移転してから、フリーアドレス制を導入しています。
社員ひとりひとりにキャビネットを設けて、退社時には使用した机には物が何も残っていない状態にしてもらっています。
不動産業界は保管義務などの関係でペーパーレス化が遅れている業界でもあります。
そのため、社員の机の上は紙だらけということも珍しいことではありません。そのような状態が積み重なっていってオフィス自体が乱雑なイメージの場所になってしまうということもあります。


弊社ではフリーアドレス制を採用したことによって、不動産業界で起こりがちな乱雑さが発生しない仕組みとなりました。
このことがオフィス自体の美観の維持につながっていて、お客様に良い印象を持って頂けているのではないかと思います。もちろん社員からも気持ちよく働けると好評です。


移転した6年前は中小企業でフリーアドレス制を導入している企業は少なかったのですが、導入してよかったと実感しています。

 

 

 

Q.今回のオフィス移転の最大のメリットはなんですか?

 

 

 

オフィス内に様々な機能を持つスペースを作ることができました。


移転当初はワンフロアだけを借りていたのですが、現在は社員も増えて2つのフロアを借りています。
新たに借りたフロアは全てを会議用として使用しています。増床する前は会議室が足りずにお客様を喫茶店に案内することもあったのですが、今は広々と会議用の場所を取ることができるようになりました。
また、弊社ではリフレッシュルームを設けています。名前の通り、社員がリフレッシュのために使うスペースで、仕事後に部署ごとの飲み会などの交流も行える場所となっています。


今後の話となりますが、さらに大きなオフィスに移転するとしたらこのリフレッシュルームをより充実した場所にしたいと思っています。
仮眠できるようにしたり、落ち着いて食事をできるようにするなど、今よりも社員がリフレッシュできる環境を整えたいです。
最近はオフィス内でリフレッシュできる機能に力を入れられている企業さんも多いですよね?
弊社もリフレッシュ環境を強化して、そしてその環境を有効活用してモチベーションを高めたり、仕事の質を向上させるような社員と一緒に働いていきたいと思っています。

 

 

 

最後に、今この記事を読まれているオフィス引越しを検討している企業の方にアドバイスをおねがいします!

 

 

不動産会社にも様々あるかと思いますが、地域密着の不動産会社さんでない場合、オフィスの場所は事業を展開する上で非常に重要かと思います。


弊社は、大阪の住吉区という電車の快速も停まらないような場所で創業しました。
この時に困ったのが銀行からの融資です。
地方都市の銀行は、都心部と比べると融資の額が非常に小さく、事業をまわす上で非常に苦労しました。
また、採用面でも大きな違いがあります。


先ほど失敗談をお話しましたが、その時よりも創業時の場所の方が苦労しました。
融資面・採用面はオフィスの立地によって大きな差が出るということを経験を持って実感しました。
不動産会社ほど立地にこだわった方がいいというのが、私の経験からのアドバイスです。

 

 


株式会社グルーヴホールディングス 会社概要

 

社名:株式会社グルーヴホールディングス

 

代表者:池元宏行

 

事業内容:グループ会社の経営管理ならびにこれらに付帯する一切の業務 / 事業戦略立案

 

従業員数:グループ会社を含めた連結従業員数:32名 ※2020年6月現在

 

大阪市中央区久太郎町2-5-28 久太郎町恒和ビル6階